つくば演説会で齋藤浩県医師会会長が来賓あいさつ2012/07/12 21:49

茨城県医師会会長 齋藤 浩さん

共産党の演説会に医師会の会長が出るのは珍しいことだ、といろいろ

な人からいわれました。

私はまったく意に介していません。いかなる政党であろうと、それぞれ

の方々が考えていることを聞くのは必要なことです。そして私どもの考

え方を、あらゆるイデオロギーを持った方々に理解していただくことが、

必要だと考えるからです。したがって、TPP交渉参加反対では、47都道

府県で初めて茨城県でJAさんと共闘の姿勢を示したわけです。このJA

と医師会の共闘は、全国に波及いたしました。

TPPはアメリカの経済的戦略

TPPは端的に申し上げて、非常に大きなアメリカの経済的な戦略、戦

争の一部であると思っています。 

小泉政権時代からアメリカは、日本政府に「年次改革要望書」で郵政民

営化とかいろいろ要求してきました。現在は農業と医療にターゲットを

絞っています。医療では混合診療を解禁しろ、民間保険に入れなどと

いっています。命の沙汰も金次第。これでは貧富の差が当然生じ、世

界に冠たる日本の国民皆保険制度が崩壊することになります。

このようなことは、農業も工業も貿易関係の一部についても、すべてア

メリカ資本、すなわちアメリカ政府を動かす裏側にある財界の戦略的な

もので日本が振り回されているということであります。

千載一遇のチャンス

TPP問題は、日本独自の文化、日本人が自立してきちんと国体を整え

ていくことが外国にょってコントロールされていていいのかどうかという

ことです。お集まりのみなさま方の意見が政治家の方々にきちんと通

じ、日本の国体を維持していくことは大変大事なことです。

国を憂いているばかりではダメでず。千載一遇のチャンスとして、日本

をよいものにしていきましょう。