開発売れ残り用地の借金穴埋め、今年度258億円にも2011/03/01 21:35

 今年度の茨城県の最終補正予算が提出されました。年度末のこの時

期の補正は、議会で承認された予算額を減額することが多く、一般会

計は275億6.900万円減額し、県予算の総額は1兆1.031億円と

なります。

 歳入では県税が131億1.700億円の増額です。企業業績が回復し

て法人2税の増加が見込まれるとのこと。ところが、歳出を見てびっく

り!です。売れ残った工業団地の借金穴埋めのため120億円も追加

で投入するしようというのです。県税の増収分がそのまま開発の破綻

処理対策に注ぎ込まれる恰好です。その結果、今年度の税金投入総

額は258億5.700万円、あまりに異常です。「生活大県」は絵に描い

た餅です。

被災されたみなさんに心からお見舞い申し上げます2011/03/14 05:20

 11日午後の大震災発生から3日目。

 被災されたみなさんに心からお見舞い申し上げます。

 まだまだ全容はわかりませんが、想像を絶する震災被害です。市内の

停電は翌日に復旧しました。ですが、断水のために給水活動が行われ

ています。13日は復旧の見通しを聞くため、土浦市大岩田の県企業局

県南水道事務所(浄水場)に行ってきました。滝口隆一党つくば市党委

員長、橋本佳子・田中サトエ市議も一緒です。

 高瀬所長から、地震で漏水箇所が多数発生し、その点検と修理に全

力で取り組んでいること、霞ヶ浦から取水して浄水場に水を送る送水管

の破損修理が終わり、午後から送水を徐々に開始したことなど説明し

いただきました。不眠不休のがんばりに感謝、感謝です。

 昨夜も何度か地震。またかと不安ですが、少しでもお役に立てればと

災害ボランテイアの登録をして竹園公民館で炊き出しなどのお手伝い

を少ししています。公民館には高齢の方や一人暮らしの方、外国人の

方が避難しています。

災害救助法、実態にあった適用を!政府に緊急要請2011/03/19 20:58

 18日、塩川鉄也衆院議員、田村智子参院議員とともに、党県委員

会と地方議員が表記の要請を緊急に行いました。

 私も橋本佳子・田中サトエ市議とともに参加しました。

 厚労省担当者は災害救助法の適用基準について説明し、適用期間

は関係自治体と厚労大臣が協議によって延長できることや原発避難者

の受け入れに救助法が適用されると回答。本日、厚労省は避難所開

設や炊き出しなどは2ヶ月まで延長する通知を出しました。

 塩川衆院議員は要請後の懇談で、現行制度で対応できない事態が

あり、現場の実情に合わせ法制度を見直させることを強調しました。

 避難所は、日立市など32市町村の165箇所に設置され、6.307人

です。つくば市内の学校・公民館などの避難所は全て閉鎖されました

が、原発事故による福島県からの避難者を受け入れ始めました。洞峰

公園体育館と国際会議場で500人を超えました。市災害対策本部の

もと、市社会福祉協議会や多くのボランテイアが活動しています。

 ボランテイアの登録は400人を超えたそうです。未曾有の大震災を

前に、誰もが「何かしたい、人の役に立ちたい」と思っています。

避難者受け入れで公務員宿舎活用へ、ようやく動く!2011/03/29 19:48

 3月15日、日本共産党つくば市委員会は、大震災・原発避難者の受

け入れのために空いている公務員宿舎を活用すべきと関東財務局筑

波出張所に申し入れを行いました。ようやく動き始めました。

 途中何度か問い合わせを行うなかで、関東財務局には、国が検討し

ていること、つくばでは1千戸近く利用可能な宿舎があること、また、ラ

イフラインの整備と清掃を急ピッチで進めていることなど逐次回答して

いただきました。

 そうしたなか、政府は27日、大震災被災者が入居できる公務員宿舎

や雇用促進住宅などの情報提供を都道府県に始めました。その数は4

万2千戸です。

 避難所となっている洞峰公園体育館と国際会議場には、昨日段階で

245人の方が生活しています。当初は2カ所で500人を超えていまし

たが、仕事があるために家族を残し、帰られた方もいます。国際会議場

は今月末で閉鎖予定とも聞きました。

 原発は深刻な事態から抜け出したとは言えず、多くの方が先の見え

ない不安ななかにいます。自宅に果たして戻れるのか、心配していま

す。せめて家族でゆっくりできる場として、宿舎に一日も早く入居できる

よう、引き続き働きかけたいと思います。

 明日30日は、県知事にたいして日本共産党茨城県委員会として3度

目の要請を行います。私も被災者や避難者の方の声を届けてj対応を

強く求めてきます。

母の苦悩、米がつくれるか!2011/03/31 21:01

 大震災から20日が経ちました。

 私の実家は福島県の小野町。ようやくつながった電話で無事を確認

したのは、13日の早朝でした。大震災の時は家族で家から飛び出し、

雪が舞うなか、寒さに震えながらビニールハウスで余震がおさまるのを

待ったといいます。

 福島原発から30㎞圏内には田村市滝根町神俣も含まれます。実家

に隣接した地域です。母・妹夫婦は地震に加え、原発事故の脅威にお

びえながら日々生活しています。

 いま母の最大の悩みは、今年の米がつくれるか、野菜がつくれるかで

す。いつもなら、4月上旬に種をまき、5月の連休後半に田植えをしてい

ます。ですが、今年は種まきの時期を少し遅らせるようにと、JAから連

絡があったとのことです。ここつくばも同じのようです。

 茨城は北海道に次ぐ農業県です。東海村のJCO事故の際も風評被

害を含め大打撃を受けた、つらい体験があります。 

 福島原発事故がいつ収束するか先が見えず、長期化は避けられませ

ん。家族の、子ども達の安穏な生活と未来を奪った、東京電力に「想定

を超えた地震と津波だった」なんて絶対に言わせない!