志位委員長が26日、つくば駅前で訴え②2022/11/27 08:25

(「しんぶん赤旗」2022年11月27日付より転載)

9条にもとづく平和外交を実践している党

志位氏は、「茨城県議選は、統一地方選の前哨戦でもあります。全国に先駆けて国政への審判をくだす機会です」と強調。
1カ月で3人の大臣の「ドミノ辞任」、底なしの統一協会との癒着問題など、「岸田内閣はいよいよ末期状態」とのべ、岸田内閣打倒の審判を茨城から下そうと訴えました。

物価高騰から暮らしを経済をどう立て直すか、大軍拡と9条改憲を許さないなど、国政の熱い焦点を縦横に語りました。

そのなかで志位氏は、11月18日、19日に、トルコ・イスタンブールで開催されたアジア政党国際会議(ICAPP)第11回総会について報告。

総会が始まる前に提出した提案文書、総会でのスピーチで、(1)ウクライナの主権と領土を尊重しつつ政治的対話による平和的解決をはかる(2)ASEANと協力し東アジアの全ての国を包摂する平和の枠組みをつくる(3)核兵器の使用を絶対回避し、「核兵器のない世界を」―という3つの提案と主張を行ったことを紹介しました。

志位氏は、総会最終日に採択された「イスタンブール宣言」は、▽ウクライナ問題では「国連憲章を守り、平和的に解決する外交努力を促す」▽核兵器問題では「核をめぐる言動の激化を懸念」▽「外交ビジョン」にかかわっては「ブロック政治を回避し、競争より協力を重視する」ことが明記されたと報告。
「日本共産党の主張の一番の中心点が反映されたものになりました」と報告しました。

「『ブロック政治』とは、世界や地域を分断し、外部を排除していくというものです。そのなかでも一番悪いのは軍事ブロックであり、軍事対軍事の悪循環に陥ります。排他的な対応でなく全てを包み込む包摂的な平和の枠組みをつくろうという日本共産党の『外交ビジョン』の考え方が宣言に取り入れられました」、「日本共産党が訴えてきた方向がアジアの政党の総意として確認されたのが『イスタンブール宣言』です」と語りました。

最後に志位氏は、ICAPP総会に参加せず、外交不在で軍事一辺倒な自民党を、「外交というが肝心な外交をやっていない」と厳しく批判。
「日本共産党は9条にもとづく平和外交を実践している党です。この党を伸ばして戦争の心配のないアジアをつくろう。党をつくって100年、反戦平和を貫いてきた日本共産党を大きく伸ばしてください」とよびかけました。

山中たい子が訴えー 高校設置“つくば”の願い2022/11/28 08:08

大激戦となっている茨城県議選(12月2日告示・11日投開票)で、つくば市区(定数5)から5期目をめざす日本共産党の山中たい子県議は11月27日、終日市内を駆け巡り、「命と暮らしを守る願いを託してほしい」と訴えました。

「県議選で問われているのは、税金の使い方を見直して医療や福祉の充実を図ること」と切り出した山中氏は、県が霞ケ浦導水事業と一体の高い水道料金や、土地開発の売れ残りに県税を投入するなど、無責任な開発のツケを県民に押しつけていると批判。

共産党以外の全会派が県の予算・決算に賛成だとし、「唯一の野党として、チェック機能を果たす共産党の議席を今度も勝ち抜かせてほしい」と呼びかけました。

同時に、つくば市で切実な要望となっている県立高校の設置をめぐり、7,700人分もの請願署名の唯一の紹介議員となったとし、「高校の設置は“オールつくば”の願いだ」と訴え。

多くの市民の願いにもかかわらず、まともな審議がないまま事実上の廃案になったことを批判し、「子どもの未来を守りたい。県議会に押し上げていただき、力を合わせて県立高校の設置を必ず実現したい」と力を込めました。

(「しんぶん赤旗」2022年11月27日付より転載)