茎崎地区の区長会主催ー県議の活動報告聞く会に多くの方が参加!ありがとうございました。2018/09/07 09:16

9月1日、茎崎区長会連合会主催のつくば選出4人の県議会議員の活動報告会が行われました。

今年5回目だそうですが、多くのみなさんが出席され、熱心にお聞きいただきました。ありがとうございます。感謝です。

私は、「防災の日」にちなんで災害対策、上がり続ける介護保険料が家計に占める負担状況、そして都市部への一極集中・人口流失と最低賃金の引き上げ、東海第2原発の再稼働について、この間の取り組みをお話ししました。

介護保険料の負担増、家計を圧迫2018/09/22 18:44

茨城県の4月からの第7期介護保険料平均は5,339円。
2000年に介護保険制度がスタートしたときは2,393円だから、2倍を超えました。

安倍内閣の社会保障予算削減で年金額が毎年下がっているなか、高齢者の暮らしは厳しい。家計のやりくりは大変。
折れ線グラフはその厳しさを物語っています。

消費支出=生活費はほぼ横ばい。なのに税金や社会保障関係など世帯で自由にならない非消費支出は上がり気味。そして、介護保険料は2倍近い値上がりです。

一方では、介護保険料の滞納者には、厳しい差し押さえも実施されています。年金が月額1万5千円(年間18万円)を超えると年金天引き、9割の人がそうです。残る1割の人は納付書で自分で支払います。

介護保険料の滞納は、年金が月1万5千円以下の人です。17年度の厚労省調査では県内15自治体で447人です。保険料を全額免除するなどの手立てが必要ではないでしょうか。

東海第2原発の新規制基準「適合」判断に、抗議の声2018/09/29 21:11

原子力規制委員会は26日、東海第2原発について再稼働に必要な新規制基準に「適合」するとして「審査書」を決定しました。

この決定に対し、原発いらない茨城アクション実行委員会や脱原発ネットワーク茨城、さよなら原発いばらきネットワークなど58団体・政党が共同で抗議声明を発表。

日本共産党県委員会・県議団は、共同声明に名を連ねるとともに、独自に抗議声明を出しました。

日本共産党の抗議声明は以下の内容です。

「審査書の決定は、再稼働と20年運転延長につながるものです。この決定に対し、断固抗議するとともに、再稼働させずに廃炉にすることを強く求めるものです。

首都圏唯一の原発である東海第二原発は、首都東京まで約110キロメートルに位置し…過酷事故が起きれば、関東一帯にもとりかえしのつかない被害をもたらします。東海第二原発は沸騰水型の初の大型原発で、全国一トラブルの多い危険な老朽原発です。7年半前の東日本大震災で被災した原発でもあり、その「合格」を認めることはできません。30キロ圏内に約96万人が住み、全国一人口が密集しています。再稼働すれば、処理の見通しがない核のゴミを増やします。高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決まるなど、核燃料サイクルも完全に破綻しています。

昨年8月の県知事選時のNHK出口調査では76%が「再稼働に反対」…県内では29の市町村議会で、「再稼働に反対」または「20年運転延長に反対」の意見書を可決しています。

大型台風や大地震によって予想を超えた被害が続出しており、さらに不安の声が広がっています。

日本共産党は、立憲民主党、自由党、社会民主党と共同で、「原発ゼロ基本法案」を衆議院に提出しています。原発の再稼働はさせず、稼働しているものは止めて、原発ゼロの実現を具体的にすすめることを提起しています。

日本共産党は、県民と力合わせ東海第二原発の再稼働に反対し、原発ゼロの茨城と日本を実現するために全力をあげるものです。」

知事は、避難所の「居住スペースとして使用できない面積が含まれていた」と認め、「1人2㎡の面積は14市町村に確認する」と答弁2018/09/30 06:35

21日に予算特別委員会で知事を追及

【質問】
知事は、上野高志議員の一般質問(12日)に、「1人あたり2㎡の面積は見直さない」と答弁。しかし、その2日後(14日)の県議会防災環境産業委員会で、原子力安全対策課長は、「居住スペースとして使用できない面積が入っていたので、14市町村に確認する」と答えた。
有効面積を再点検し、その結果にもとづいて、県・市町村の避難計画を見直す必要があるが、見直す考えがあるか。 

(茨城県が策定した広域避難計画は、避難所の1人当たりの面積を2㎡と計算。避難住民が横になれないトイレや体育倉庫などを含めた施設全体の面積で算出していた)
       
【知事答弁】
居住不可能、可能かの部分が避難所に含まれていた事実について、
14市町村に対し確認することは今後していきたい。
そのうえで、避難所のやりくりについて関係市町村と連携しながら早急に調整する方針。それがただちに2㎡を見直すことにはならない。
あくまでも一時的な避難所(と県は考えており、)2㎡以上確保するより、早急に避難所から移っていただくための、仮設住宅あるいは賃貸住宅の確保に力を入れていきたい。


避難先96万人分を確保することを優先した茨城県

【質問】
「避難所はあくまで一時的」というのは、仮設住宅ができるまでたたみ1畳で生活しろということか。
防災環境産業委員会では、他の委員からも、「2㎡は狭い」「段ボールベッドが何㎡か知っているか」「スフィア基準3.5㎡以上で算出すべき」など色々な意見が出た。
「なぜ2㎡にしたのか」の質問に、服部防災・危機管理部長は、「避難先を96万人分確保するミッションがある」と答弁。これは県民の避難生活より、96万人を詰め込むことを優先した計画であることを示した。

実効性ある避難計画が無理なら、再稼働は認めないとはっきりした態度を知事はとるべきとさらに質問。